2023年『バックス優勝のためにカギになるベンチメンバー』ということで、今日は第3回!
左膝前十字靭帯断裂から復帰を果たしたフォワード!
ジョー・イングルス🎉
復帰序盤は苦戦しましたが、最近の彼の活躍は目覚ましいものがありますね👍
今日の記事を読むことで
- ジョー・イングルスの経歴!人間性がわかる!
- イングルスの得意なプレー、特徴がわかる!
- イングルスがプレイオフで活躍する場面がわかる!
以上のことがわかります!
- イングルスって名前は知ってるけどどんな選手?
- バックスに必要な選手か知りたい!
- イングルスのプレースタイルを知りたい!
このような方は是非読んでみてください!
ジョー・イングルスの経歴~大けがを乗り越えジャズ時代の活躍が出来るか?~
《ジョー・イングルス基本データ》
本名:ジョセフ・ハワーシュ・イングルス(Joseph Howarth Ingles)
出身:オーストラリア(ハッピーバレー)
生年月日:1987年10月2日(35歳:2023/4/9時点)
身長:205.7cm ※参照RakutenNBA
体重:99.8kg
ウィングスパン:208cm
ジャンプ力:垂直跳び(助走なし)66cm、垂直跳び(助走あり)78.7cm※参照2009draftcombine
ポジション:SF(G/PF)
出身校/クラブ:マッカビ・テルアビブBC(イスラエル)※マッカビ・モーション・オフェンスで有名なクラブ
ドラフト:ドラフト外、NBA入りは2014年(ユタ・ジャズ)
愛称:Slow Mo Joe, Jinglin’ Joe, Jingles
NBA入りまで~2014年にユーロリーグで優勝!~
南オーストラリア州の高校、大学に通いながらオーストラリア国立スポーツ研究所(AIS)でバスケ選手としてのプレーを磨く。2006年に国内のサウス・ドラゴンズでプロデビュー!
2009年にヨーロッパのクラブへ移籍。スペイン、イスラエルでプレーする。
イスラエルのマッカビ・テルアビブBCに所属していた2013‐14シーズンに、ユーロリーグ優勝を経験する!
Embed from Getty Images👆ユーロリーグ優勝!嬉しそうなイングルス
2014年にイングルスはクリッパーズとキャンプ契約を結ぶも解雇される。その後、ユタ・ジャズと契約しNBA選手としてのキャリアをスタートさせた。※当時27歳
次は彼の全盛期のジャズ時代です!
イングルスと言えばジャズ時代!8年に渡り活躍
Embed from Getty Images2014-15シーズンからジャズに加入したイングルス。最初は主にベンチからのスタートでした。
3年目の2016-17シーズンは全試合に出場(うち26試合先発)、平均24分のプレータイムをもらいます。
そのシーズンにイングルスの3Pシュートが開花!リーグ3位の成功率44.1%で3Pを決めました!(試投数3.4本/1試合)
翌年の2017-18シーズンにはスターターに定着!そして全試合に出場するタフさを見せます。同シーズンも3P成功率44%(試投数5.7本/1試合)とシューターとしての実力を発揮してます。
順調にNBA選手としてのキャリアを重ねていくイングルス。身体も頑丈で2021年1月8日にアキレス腱の損傷で欠場するまで、418試合連続出場をしていました。素晴らしい🎉
3Pシュータ―としては2021年1月29日にキャリア通算846本目の3Pシュートを成功させ、それまでユタ・ジャズのレジェンド、ジョン・ストックトンが保持していたフランチャイズ記録を更新!
ジャズの通算3P成功数で歴代1位となった😲
27歳と遅咲きでのNBA加入、ドラフト外、決して高くはない身体能力・・・。いろんな壁を乗り越えてきたイングルス。痺れます👍
イングルスがキャリアを左右する大けが・・・そしてジャズは解体
Embed from Getty Images2021-22シーズン。イングルスに彼のキャリアを左右する出来事が起こります。
2022年1月31日のミネソタ・ティンバーウルブス戦で左膝前十字靭帯断裂という大けがを負います😢
イングルスの年齢も34歳。昔よりも手術やリハビリの技術、選手のコンディショニングへの意識が高くなっている現代でも、高齢での大けがはキャリアを終わらせてしまう可能性があります。
ジャズも西の強豪としてプレイオフには出場していましたが、なかなか勝ち抜くことが出来ず、エースのミッチェルとゴベアの不仲などのニュースも相まって、チーム解体説が騒がれていました。
結局イングルスは2022年2月9日に、3チーム間トレードで8年間を過ごしたユタを離れ、ポートランド・トレイルブレイザーズへ放出。
ジャズもオフに、エースのドノバン・ミッチェルとルディ・ゴベアを放出し再建モードに舵を切りました。
※再建に入った2022-23シーズン序盤にジャズが西の1位になったことは、また別のお話・・・
イングルスはブレイザーズではケガのリハビリのため、1試合も出場することはありませんでした。
そして2022年7月6日にミルウォーキー・バックスと1年契約を結びました!
イングルス小話~障害を持つ子供の優しい父親~
Embed from Getty Imagesジョー・イングルスは2014年8月にネット・ボール(バスケのようなスポーツ)のスター、レナエ・イングルス(旧姓:ハリナン)と結婚しました!
結婚式には当時サンアントニオ・スパーズに所属していた、パティ・ミルズも参加していました。
イングルスには双子の女の子のミラと男の子のジェイコブ。そして2020年11月19日に3人目の男の子、ジャックが産まれました!
3月14日のBasketCountの記事にこのような一文がありました。
「僕の息子は自閉症で、息子の通える学校のあるところに住むのが最優先だった。だからブレイザーズにトレードされた時も、許可をもらってユタで生活していた。僕の年齢やキャリアからすれば競争力のあるチームに行きたい気持ちはあったけど、まずはリハビリだし、それ以上に家族のことを最優先で考えていた」
引用:baskecount3月14日掲載記事
そんな家族の思いのイングルス。ナイスガイです👍
記事内にはバックスのチームメイトからのイングルスへの信頼も書かれています。
3月14日のサンズ戦。終盤に同点の場面でホリデーがボールを託したのはイングルス!
イングルスのその時の気持ちは『本当にいいのか?君のチームなんだぞ』と思っていたと。
結果チームは勝利し、イングルスはチームメイトの気持ちに応えました。
ホリデーはイングルスについてこう語っています。
「ジョーがウチに来ると決まった時から、信頼すると決めていた。ずっと対戦相手だったけど、彼がどんな選手かは分かっていた。僕は全面的に彼を信頼しているんだ」
ホリデーめっちゃいいやつ😢
イングルスは、バスケ選手としては高齢、膝の大けが、初めてのFA、このような不安を乗り越えて契約したバックスへの気持ちをこのように伝えています。
「契約がないところから、自分の身体がどこまで回復するのか、新しいチームでどんな役割を与えられるのか、分からないことばかりだった。僕自身も分からないのに、このチームは僕に賭けてくれた。試合終盤にみんなと一緒にコートに立ち、自分のためのプレーをコールされるのはシビれるよ。このチームの一員になれて、本当に良かった」
引用:baskecount3月14日掲載記事
イングルス!一緒に優勝しよう✊
イングルスのプレースタイル~シュート効率が高く、バスケIQも高い!~
ケガでいつ出場できるかわからない34歳のプレーヤーと契約したバックス。
2022年12月9日に復帰しますが、得意の3Pも12月中は成功率30%程度で、イングルスとしては珍しくターンオーバーも多く嫌な感じがしていました💦
しかし!3月に入ってからのイングルスは『まさにバックスの求めていたプレーヤー』になりました!
《直近3カ月のイングルスの3P成功率》
- 2月:24.3%(試投数4.1本)
- 3月:50.8%(試投数4.6本)
- 4月:56.3%(試投数5.3本)
試投数も増えて、なんと成功数に至っては50%超えです!
序盤の不調を脱却し、レギュラーシーズンの3P成功率は40.9%です。
3&Dの選手という評価もありますが、イングルスの強みはそれだけではありません!
バスケットIQも評価されており、ポイント・フォワードとしてプレイメイクが出来ます。
2018-19シーズンにはキャリアハイの平均5.7本のアシスト。アシスト/ターンオーバー比は2.43本を記録していました。
オフェンス面に関しては、バックスの『痒いところに手の届く』貴重な存在です!
では、ディフェンス面はどうでしょうか?
イングルスは身体能力が高くなく、ステップワークもすごくいいわけではありません。
しかし、他のオーストラリアの選手と同じく『接触を恐れないタフなディフェンダー』です!
ジャズ時代はゴベアと共に、リーグ屈指のディフェンスチームの一翼を担っていました。
ウエスタンカンファレンスの強力なウイングスコアラーを守っていた時のイングルスが、プレイオフで活躍する姿が目に浮かびます👀
そしてイングルスの意外な面が一つ!
『NBAで最高のトラッシュトーカーの一人』
温厚そうな外見からは想像が出来ませんよね(^^)
レイチェル・ニコルズが司会を務めるESPNの番組『The Jump』で、スコッティ・ピッペンとトレイシー・マグレディに、
Is Ingles the best trash talker in the NBA?
『イングルスはNBAで最高のトラッシュトーカーですか?』
He really is. … He backs it up!
『彼は本当にそうだ。・・・彼はそれをバックアップしてくれる。』
※DeepL翻訳
2人とも同意していました🤔
精神力も大事なプレイオフ!イングルスの心理戦にも注目です!
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