【NBAバックス】マイク・ブーデンホルザー解任!!彼の功績を振り返る

NBA

皆さん!プレイオフ盛り上がってますね😁

毎日時間が足りないです💦

そんな中、バックスファンに重大なニュースが舞い込みました。

ブーデンホルザー解任!

オフシーズンの重要事項の一つとして注目されていましたが、結果は『解任』となりました。

今日は、そんなブーデンホルザーの功績に敬意を表し、彼の経歴や功績を振り返っていきたいと思います!

この記事を読むことで

  • ブーデンホルザーの経歴がわかる!
  • ブーデンホルザーのバックスでの功績がわかる!
  • ブーデンホルザーが好きになる(笑)

こんなことがわかります!

NBAファンバックスファンブーデンホルザーを狙っているチームのファンの方!

是非読んでみて下さい!

マイク・ブーデンホルザーってどんな人?~経歴~

出典:basketball reference

《基本データ》

名前:マイケル・ビンセント・ブーデンホルザー(Michael Vincent Budenholzer)
ブーデンホルツァー表記もありますが、ここでは上記で統一します。
生年月日:1969年8月6日
出身:アメリカ・アリゾナ州
出身大学:ポモナ大学
愛称:『バッド』『コーチバッド』

ブーデンホルザーはポモナ大学在学中に、バスケットボールとゴルフの二つのスポーツで活躍する学生でした。1993年に優秀シニアアスリートにも選ばれてます。
※哲学、政治、経済学の学士号も取得!

大学卒業後に、ブーデンホルザーはデンマークのヴァイレBK(サッカークラブ)のバスケットボールチームでプレイ。チーム最高の平均27.5点を記録しました。

そこでブーデンホルザーは、クラブの二つのユースチームのヘッドコーチも務めました。

そして、次からがブーデンホルザーのスパーズ時代の始まりです!

スパーズアシスタントコーチ時代!ポップの弟子!

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1994-95シーズンに、ブーデンホルザーはサンアントニオ・スパーズのビデオコーディネーターとして雇われました。
※今年の対戦相手のコーチ、エリック・スポールストラもビデオコーディネーターだったことは、何かの縁を感じます🤔

そして、1996-97シーズンにアシスタントコーチに指名され、NBAのコーチとしてのキャリアをスタートさせました!

そのシーズン、チームとしては最悪のシーズンで、エースのデビッド・ロビンソンをケガで欠き、最終的な成績は20勝62敗と低迷しました
※翌年のティム・ダンカン獲得のために無理にプレーさせなかったとも言われている💦

チームは3勝15敗の時点で、ヘッドコーチのボブ・ヒルを解任。GMのグレッグ・ポポビッチがヘッドコーチに就任した。

ブーデンホルザーが、ポップの元でアシスタントコーチを務めた期間は、長くスパーズのGMを務め現スパーズのCEOのR・C・ビュフォードと共に、最も長い在任期間を有している。

ブーデンホルザーは2013‐14シーズンに、アトランタ・ホークスのヘッドコーチに就任するまで、スパーズの4度の優勝に貢献!

特に2007‐08からは、第1アシスタントコーチとして、ポップの右腕となりその手腕を発揮していました。

ブーデンホルザーは、まさにポップの一番弟子と言っても過言ではないでしょう!

アトランタ・ホークス時代!初の最優秀コーチ賞を受賞!

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スパーズがファイナルに進出して、マイアミ・ヒートと対戦する直前の2013年5月28日。アトランタホークスが来シーズンのヘッドコーチとしてマイク・ブーデンホルザーを任命したとのニュースがありました!

2013年のファイナルと言えば、あのレイ・アレンの伝説のシュートで敗れたシリーズです。

ブーデンホルザーはスパーズでの最後のシーズンを優勝で終わることはできませんでしたが、着実にコーチとしてのキャリアをステップアップさせました。

着任した最初の2013‐14シーズンは、アル・ホーフォードの故障などもあり38勝44敗と負け越しますが、何とか第8シードでプレイオフに出場しました。

イースタンカンファレンス1位、ペイサーズとのファーストラウンドは初戦に勝利!ヘッドコーチとしてプレイオフ初勝利をあげました!

その後お互いに譲らず、勝負は第7戦までもつれますが、惜しくも敗れてしまいました。

しかし、ポール・ジョージを擁しイースタンの強豪としてレブロン・ジェームスと渡り合っていたペイサーズと、互角に渡り合ったことはブーデンホルザーの評価を上げました。

翌2014‐15シーズンは、GMのダニー・フェリーがルオル・デンに関する人種差別的な発言が原因で休職し、代わりにブーデンホルザーがGMも兼任した。

チームは好調で、12月は14勝2敗の好成績で、ブーデンホルザーは初の月間最優秀コーチ賞を受賞

最終的にホークスは60勝22敗フランチャイズ記録を達成し、イースタンカンファレンスの第1シードでプレイオフに進出した

2015年4月21日には、NBA年間最優秀コーチ賞を受賞!ブーデンホルザーにとって最高のレギュラーシーズンを過ごしました。

プレイオフでは、ファーストラウンドでネッツ、カンファレンス・セミファイナルでウィザーズを撃破!見事カンファレンス・ファイナルに進出!

イースタンカンファレンス・ファイナルでは、レブロン・ジェームスが電撃復帰を果たしたキャバリアーズにスィープ(4連敗で負けること)を喫し、ブーデンホルザーのシーズンは幕を閉じました。

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シーズン終了後、ブーデンホルザーはアトランタ・ホークスのバスケットボール運営部門のトップに就任😮全権を任されることとなりました。

大出世ですね!

しかし、その後は徐々にチーム成績は下降し、2017‐18シーズンを24勝58敗で終えた後に、ホークスとブーデンホルザーは別かれることに同意。

2018年5月5日にホークスのバスケットボール運営部門のトップを解任されました。

2018年5月17日に、我らがミルウォーキー・バックスのヘッドコーチに就任することが発表されました!

次章でバックスでの功績を紹介していきます。

バックスでの功績!2021年、バックス50年ぶり優勝の立役者

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前年の2017‐18シーズンをイースタンカンファレンス7位で終えたバックス。

ディフェンシブ・レーティングが110.1点でリーグ18位と、ディフェンス面での改善は急務でした。

原因として、キッドHCはピック&ロールの守り方に『ハードショー』を採用。積極的にボールを奪いにいくリスクと引き換えに、相手に効率のいいシュートを許していました!
※参考:佐々木クリス著『NBA超分析』

そこでブーデンホルザーが採用した戦術は『ドロップディフェンス』!なんと前年リーグ18位から2018‐19シーズンはディフェンシブ・レーティング104.9点でリーグ1位に😮

『ドロップディフェンス』ってなに?というかたは、こちらの記事で紹介しています👇

そのシーズンにバックスは、60勝22敗イースタンカンファレンス1位の成績を残し、ブーデンホルザーは2回目のNBA年間最優秀コーチ賞を受賞しました!

ブーデンホルザー、なかなかやる男です💪

中でもブルック・ロペスは、その恩恵を大きく受けた選手でしょう。

バックスのドロップディフェンスは、同時期に加入したロペスとバッチリはまりました!

特に2022‐23シーズンは、ロペスは最優秀守備選手賞の得票で2位に入る活躍を見せました!

2022‐23ロペスのオン/オフコート時のバックスのディフェンシブ・レーティング
  • ロペスがコートにいる時
    ディフェンシブ・レーティング108.9
  • ロペスがコートにいない時
    ディフェンシブ・レーティング117.4

なんと、その差は8.5点!今年の評価もうなずけます。

ブーデンホルザーが率いた5年間のバックスの成績は、391試合で271勝120敗(勝率:69.3%)。プレイオフでは65試合で39勝26敗(勝率:60%)

イースタンの強豪にバックスを導きました!

なんと言っても一番のハイライトは、2020‐21のバックス50年ぶりの優勝でしょう🎉

バックス50年ぶりの優勝!ブーデンホルザーの功績

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ブーデンホルザーは、レギュラーシーズンの戦績こそ常にイースタン上位を記録していましたが

  • プレイオフなど短期決戦での修正力
  • 試合の勝負所での対応力
  • チームが苦戦した状態での引き出しの少なさ

以上の課題があり、ヘッドコーチ就任から2年連続イースタンカンファレンス1位の成績を残しながら『今年バックスが優勝できなければ解任』というような噂が立っていました。

新型コロナウイルスの影響で短縮シーズンとなった、2020‐21シーズン。バックスはイースタンカンファレンス3位(46勝26敗)の成績で、レギュラーシーズンを終えました。

そのシーズンの補強として大きかったのは

  • ドリュー・ホリデー(ペリカンズ)
  • P・J・タッカー(ロケッツ)
  • ボビー・ポーティス(ニックスからFA)

の加入でしょう!

チームとしては、自慢のディフェンスこそディフェンシブ・レーティング110.7リーグ9位でしたが、オフェンシブ・レーティング116.5でリーグ5位の好成績でした!

特に新加入のホリデーは、NETレーティング9.2とヤニスの9.8に次ぐチーム2位の成績でした!

バックスはプレイオフ1回戦で、宿敵マイアミ・ヒートをスィープ!

カンファレンス・セミでは、ネッツと第7戦までもつれる激闘を制しました!
※第7戦の延長にもつれるKDのシュートは、後に『ケビンの1cm』としてNBAの歴史に刻まれました・・・(笑)

NBA

ブーデンホルザーにとっての古巣対決となった、イースタンカンファレンス・ファイナルのホークス戦。

2勝1敗で迎えた第4戦。対戦相手と接触したヤニスの膝が逆に曲がり、そのまま欠場💦試合にも敗れシリーズは2勝2敗のタイに。大ピンチに陥ります。

ここでチームが奮起!その後の2戦を連勝し、4勝2敗でNBAファイナルへと駒を進めました🎉

しかし、バックスファンは『ヤニスがこのままシーズンアウトするのではないか?』と不安に駆られました😱

NBAファイナルは、激戦のウエスタンカンファレンスを勝ち抜いたフェニックス・サンズ!

注目のヤニスでしたが、なんと第1戦に復帰!『あんな膝の曲がりかたして、どんだけ怪物やねん🫲』っとツッコミが入りました(笑)

チームはファイナルの第1・2戦と落とし2連敗💦『やっぱダメかも』と思った記憶があります。

ホームのミルウォーキーに戻ってからバックスは復活💪その後4連勝を飾り、50年ぶり2度目の優勝を飾りました!

特に第6戦でのヤニスは、50得点、14リバウンド、5ブロック!苦手なフリースローも17/19(成功率89.5%)と驚異の活躍を見せました😮

こうして優勝を果たしたブーデンホルザー。解任論も吹き飛び、一気に長期政権への道も見えてきました。

2023ブーデンホルザー解任!管理人の考えは・・・残留派

ブーデンホルザーのコーチとしての欠点は、前述した通り

  • プレイオフなど短期決戦での修正力
  • 試合の勝負所での対応力
  • チームが苦戦した状態での引き出しの少なさ

だと考えています。

これは、その通りだと思いますが、自分は『ブーデンホルザーは残留すべき』と考えていました。

ホリデー、ミドルトン、ロペスとロスターの主力選手の高齢化が進むバックス。ヤニスは28歳とまだ若いですが、近い将来ロスターを若返らせる必要はありました。

ですが自分は、後1,2年は現ロスターでも優勝に挑戦できると思っていたので、今回のブーデンホルザー解任は残念でした😢

今シーズンは、58勝24敗でNBA1位の成績でした。プレイオフでの結果は、ご存じのとおりマイアミ・ヒートに1勝4敗で敗れてしまいました😢

第1戦でのヤニスの腰部の打撲による欠場や、ブーデンホルザーの兄弟が、第4戦の前に自動車事故で亡くなるという痛ましい出来事もありました。

ブーデンホルザーにとって、非常に難しいシリーズであったことは間違いありません。

それを差し引いても、バックスのフロントは『変化が必要』と判断したのだと思います。

ヤニスも、コーチ陣に関して『バトラーへの対応』について、もっと何かできたのではないかという旨のコメントもありました。

ともかく、お互いに違う道を歩むことになったバックスとブーデンホルザー。それぞれの今後の活躍を祈るばかりです🙏


今日はブーデンホルザー解任にあたり、彼の功績を振り返る記事を書きました!

結果で語るしかないプロの世界ですが、時に非情な決断を迫られることもあります。

しかし、ブーデンホルザーが率いた5年間の成績や、2020‐21の優勝は決して色あせるものではありません!

彼の今後の活躍も祈りつつ、今日はこれで終わりにしたいと思います。

それではまた👋

《おまけ》

私事ですがダンクに成功しました!はじめてではありませんが非常に嬉しかったです😁

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