イングルスに2023プレイオフで期待する働きと課題
イングルスに期待される働きは以下の3つです!
- 3Pシューターとしてヤニス、ミドルトン、ホリデーが攻めるスペースの確保!
- ポイントフォワードとして停滞したハーフコートオフェンスでオフェンスの起点となる!
- ウイングディフェンダーとして、相手のスコアラーを抑える!
それぞれ解説していきます!
イングルスの3Pシューターとしての働き
イングルスの2022-23シーズン3P成功率は40.9%です!
今シーズンのバックスの3P成功率トップ5は以下の通りです👇
1位:ジェイ・クラウダ― 43.6%(出場18試合)
2位:ジェボン・カーター 42.1%(出場81試合)
3位:AJグリーン 41.9%(出場35試合)
4位:ゴラン・ドラギッチ 41.2%(出場7試合)
5位:ジョー・イングルス 40.9%(出場46試合)
赤字は平均20分以上出場している選手です!
シーズン序盤は特に3Pで苦戦していたバックス。プレイオフでも3P成功率がカギを握ることは間違いないです!
ロールプレーヤーの3Pシュートがヤニス、ホリデー、ミドルトンのプレーのスペースを確保してくれます!

出典:RakutenNBAゾーン別シュート成功率 ジョー・イングルス
特に現代で重要視されているコーナースリー(ノーマークになることが多い)は、左側で50%を記録しています!
プレイオフでもイングルスのシューターとしての働きを存分に発揮して欲しいです👍
【注目動画】イングルス大活躍の2018プレイオフ・ファーストラウンド対OKC第4戦👇
イングルスはポイントフォワードとしてハーフコートオフェンスの起点に
ミルウォーキー・バックスはペースが101.45(リーグ10位)と比較的ペースの速いチームです。
特にヤニスがノッテいる時は、一人でリバウンドを取ってシュートまで持ってきます!
しかし、皆さんはこんなシーンを見たことはないでしょうか?特にハーフコートオフェンスの時に
得点が入らない
⇩
ヤニス、ホリデー、ミドルトンのアイソに頼る
⇩
相手のディフェンスがハンドラーに集中する
⇩
キックアウトパスを出す
⇩
3Pシュートが入らない(得点が入らない)
そしてヤニスのペイントアタックのみで得点を稼ぐ。これは『ファウルが鳴りずらくなる』プレイオフでは致命的です!
これは前述した『3Pシュートをしっかりと決める!』ということでも解消されますが、別にハンドラーとして停滞した状況を打開する選手が必要になります!
特に重要になるイングルスの相方が、スプラッシュマウンテンことブルック・ロペスです!
二人がコートにいる時のハーフコートでのオフェンスレーティングは、104.3点!これはバックスのチームとして6ポイント高く、NBA3位です😮
イングルスとロペスの2メンゲームは特にプレイオフで注目になると思います👇
めちゃくちゃ凄くないですか?😊
是非注目してみて下さい!
イングルスはウイングディフェンダーとしても優秀!
最後はウイングディフェンダーとしての活躍です!
イングルスがキャリアで最も評価されていたジャズ時代。対戦相手には強力なウイングスコアラーがたくさんいました!
2018年プレイオフ・ファーストラウンドの対OKC戦。サンダーのエース、ポール・ジョージのマッチアップを主に担当したのはイングルスでした!
ジャズがサンダーを下しファーストラウンド突破を決めた第6戦。イングルスはポール・ジョージを45分の出場で5得点(FG2/16)に抑えました!
この時はイングルスに軍配が上がりましたが、ポール・ジョージがクリッパーズに移籍した後もやり合ってましたね😁
決して優れた身体能力ではありませんが、イングルスのタフなディフェンスはプレイオフで存在感を増すはずです!
イングルスの課題~パフォーマンスを十分に発揮できるか?~
ここまでイングルスのポジティブな面を見てきましたが、何か課題はないのでしょうか?
それに関しては、これに尽きると思います👇
加齢、ケガによるパフォーマンスの低下
もともと身体能力に頼ったプレースタイルではないので影響は少ないと思いますが、特にディフェンス力は影響を受けると思います。
アップテンポなゲームになった場合、イングルスの身体能力はあまりチームに貢献できるものではないでしょう。
しかし、プレイオフはハーフコートオフェンスが増える。グレイソン・アレンやパット・カナートンのような身体能力も兼ね備えた選手もいるのであまり問題にはならないでしょう(二人ともケガしてますが・・・)!
むしろイングルスのスキルと経験は『バックスにとってメリットの方が大きい』と考えています!
イングルスがプレイオフのXファクターになるのも想像できますね👍
長くなりましたが読んで頂きありがとうございます!
今日は『2023バックス優勝のカギを握るベンチメンバー』第3回ということでジョー・イングルスを特集しました!
イングルスは遅咲きの苦労人でもあり、NBA屈指のトラッシュトーカーであり、障害を持つ子供を育てる優しい父親でもあります。
そんなイングルスのプレイオフでの活躍を願い、今日は終わりにします!
それではまた👋
【第1回、第2回はこちら】
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